Coffee−4   包装機械・包装資材のネーミングは、どうやって決めるの!!!C

およそ地球上の物と言う物には名前が有ります。色々な物を、「それ」とか「これ」とか「あれ」だけでは、表し出来ないし全て「数字」に置き換えてしまうのも味気無い物です。そんな意味で固有名詞を付けてわかり易くしている訳ですが、こと包装に関連するネーミングや記号の怪に迫ってみます。

野球のスコアブックに、「三振」の記号に「K」が付けられているのは、その昔ある人が自分の名前の頭文字の「K]を付けたのが始まりだと聞きました。野球の用語の中から取り出したものだと思っていた私は何かいいかげんな符号だなと感じておりました。

包装業界の名前や記号もずいぶんいいかげんに付けられた名前や記号が多いもので、それが一般的に通用するようになる現実を見て、もしかしてこれもと思うものがいくつか有ります。

三振の「K]が最初に出ましたので、包装業界の「K]について考えてみましょう。
包装資材で「KOP」とか「Kナイロン」、「Kセロファン」などとよく言います。[OP」はOPPの略だしそのOPPも「延伸ポリプロピレンの事だと理解できますが、頭に付されたこの「K」なるものは何を意味しているのでしょう。調べてみましたが、これと言った語源は有りません。聞くところによれば、野球と同じく最初に「ガスバリア性」を向上させた包材の開発者の人の頭文字を取って付けられたのだそうです。ところがこの後世に名前を残す事になった人の名前が「小林」なのか「小島」なのかはたまた「川崎」なのかわ知りません。

私の会社の取引先で「サンケイパック」という名前の会社が有ります。「産業経済」を考える「産経新聞」の「サンケイ」に関係が有るのかと聞きましたら、単純に会社の創業者3人の頭文字が全て「K」であったのが由来だと聞きました。これは、いい加減でも何でもありません、確固とした根拠に基づくものですからもう少し違う話をします。

「アーム産業」の機械のネーミングも非常に面白い由来を持っています。命名方式は、アーム産業が出来る前に私がお世話になっていた会社からの受け売りなのですが、何れもそれなりに興味を持てる名前と記号で一度聞くと忘れられないような名前ばかりです。

私がお世話になっていた会社は、アメリカの会社でしたから、それなりのユーモアを含めてネーミングするのが得意だったからでしょう。なにせ台風にまで「女性の名前を付ける国民性」の国ですから、日本では台風10号とか14号とか言いますが、アメリカ式に「ジェーン台風」とか「メリー台風」などと言うほうが情緒が有って良いように思いますがいかがでしょう。(アメリカ方式は、アルファベット順に並べて10番目が「J」ならそれにちなんだ名前にするそうですから、昭和XX年の第XX号というより後で思い出しやすいのでしょう)

この会社で出来た包装機の名前に「グランプリシーラー」と言うのがありました。ものすごい名前ですが、ちょうど「富士スピードウエイ」で日本グランプリが始まった頃に命名された名前ですが、形式が「GP型」と言って、全般に利用できる包装用のシーラーとして売り出すに当たっての[General Packaging]を意識したネーミングであった訳です。

アーム産業の代表的な縦型三方自動包装機「SMT」型は、それまでの「SLV」型に換わって登場した機種ですが、名前の由来は実に単純です。
開発番号の「SL」に縦型VerticalのVを付けて「SLV」として奴隷のようにこき使っても良く働く機械として「スレーブ包装機」と呼んでいましたが、あまりにセンセーショナルな呼び方で良いイメージが無いと言う理由で、次の開発番号「SM」に日本語の縦型のTを取って「SMT」型として、愛称も奴隷から一転、頂上を示す「サミット包装機」と呼ぶことにし現在にいたります。ついでに「SMT−3ACD,3MCD」などの名前が弊社の機械にはついていますが、この末尾の「CD」は、機械が全面シーケンサー制御に変更になった時からの機種に付けれています。

パックシーラーの機械の中で「PKF型」と言うのがあります。この機械は小型のパックシーラーを購入して仕事が順調に行き量産することになったが新しい機械に買い換えるには予算がかかりすぎるので何とか小型機を利用した高能率の供給装置は無いのかと言う要望に応えて出来た機械で人手に換わってコンベア上に流れてくるトレーを一つづつ取り上げパックシーラーのバケットに供給してくれるPack Keeping Feederの頭文字を取った事になっていますが、これは実は全くのこじ付け造語です。ほんとうの由来は、当時国会でカンボジアへの国際支援活動が論議され、「PKO」は良いが「PKF」駄目だなどと毎日のように新聞紙上を賑わしていましたから、ちゃっかりその名前を拝借した迄の事です。この「お助け機械PKF」は、今でも人気の機種で豆腐工場等で活躍しています。

トコロテンの自動突き出し機の名前で「OBY−10」型が有ります。(オービー、テン)と読みます。この機械の命名には何の意味も有りませんが、私にとってみれば思いで深い命名です。トコロテンの「テン」はどこかで機種なり愛称に入れるように会社のメンバーと話し合っていましたが、たまたま開発記号が「OB」でしたから、およそゴルフなどしない私が始めて連れて行っていただいたゴルフ場で10回以上のOBをたたき出した記念に「OBY−10」なる命名を独断と偏見に基づいて決めました。全くの余談ですが、私のあまりのゴルフ技術の無さに(それまでゴルフ道具すら持っていませんでしたから)友人からゴルフ道具一式の購入を進められその後購入はしましたが、現在も尚封も切らずに我が家の倉庫にホコリをかぶったまま眠っています。たぶん一生このままでしょう。

自動包装機の投入に使用するタイミングを合わせて投入するバケットコンベアーの名称は、「TBO」型です。最初に出来たこのバケットコンベアーのバケット数が11個でしたから「TBO−11」(ターボ・イレブン)と呼んでいます。この機械が出来たころ普通自動車にも「ターボチャージャー」を装備する車が増えてきた時期でしたからちゃっかり名前を頂きました。本来なら「TBC」型になるところでしょうが、あの時TBCなどと付けなくて良かったと最近思っています。キムタクに宣伝してもらうほどセンスのある形状ではありませんので。

他にも数え上げればきりの無い程命名にまつわる話がありますが、ほとんどアーム産業の機種説明会の様相を呈してきますのでこれまでにします。
最後に紹介する「カコミール」なる機械は包装や生産工程で非常停止やトラブルなど停止状態が起こってしまった後からスイッチ一つでその一部始終がトラブルの発生の前から見ることの出来る「トラブル解析システム」の機械(24時間連続撮影などの防犯ビデオと異なり正常部分のところは録画されませんので鮮明度合いが高く解析がすばやく確実に行えます)「カコミールSEC−1型」が商品化されています。まさに起こってしまった後から起こる前の状況を鮮明に音と画像で再現できる「過去を見る機械」です。SEC技研の技術に感服します。後日紹介いたします。

お急ぎのお問合せは。有限会社SEC技研http://www4.ocn.ne.jp/~secgiken/へお問合せください。セキュリティー分野で大変注目をあつめています。 

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