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第11回:英語を話せなかったイギリス国王の話 L

イギリス人が英語を話せないと聞けば、「そんな馬鹿な」と言う人は多い事でしょう。

イギリスの国王は、「君臨すれども統治せず」の名言の通り国民全体から尊敬、崇められていると同時に政治には口を出ず、議会の決定を承認するのみの状態として有名でありますが、この「君臨すれども統治せず」の状態になった理由が英語を話せなかった国王の原因であるというお話しです。

私が確認したわけではありませんが、前の回で「物を運ばないコンベアーの設計者」の話を聞いた友人からの情報ですので信頼性はある話だと思います。どなたか正しい内容であるかどうかご存知の方はお知らせください。

現在のイギリスのウインザー王家の先祖で、280年近く前に即位した「ジョージ1世」は、1714年にそれまでの「スチアート王家」の後に王族を継承したわけですが、ウインザー王家の祖先がドイツであり、「ジョージ1世」の母親は、以前のイギリス王「ジェームス1世」の孫で有ったので、この血縁でイギリス国王に即位しました。その歳55歳の時であったそうです。ドイツ人である彼の50歳を過ぎてからの英語の勉強は苦しかったのでしょう。しかもそれまでのしきたりであった議会の「閣議」に出席しても話し合われる「英語」が理解できずに、回を重ねるにつれて欠席が多くなり最終的には出席しなくなってしまい」結果だけを聞くこととなったそうです。よってあの有名な「君臨すれども統治せず」の名言が生まれたのだ?という事ですが、その後イギリスでは国王に、女王「エリザベス1世」「エリザベス2世」などの出現の理由がまさか後継者を男性に限ることで英語の話せない国王が生まれることを心配したための結果ではないと思いますが。

英語、ドイツ語どちらもかなり近い言語に思えるのですが、やはり覚えるのは大変なのですね、ましてや50歳を過ぎた私を含む日本人の多くが英語を学習するのが如何に大変であるか理由にならない理由を書いて自分自身の慰めにします。英語が出来なくてもイギリスの国王が勤まるのであれば、―――――マア言いかこんなところで今回は終わりです。

今回は、正月のお神酒ボケで書きましたので奥深さに欠けました。次回にご期待ください。

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